夏の入浴業務は熱中症に注意!

久しぶりに、機械浴のお手伝いに行ってきましたが、暑い!暑い!なんだこの暑さはー。

 

主任から、機械浴の担当スタッフが熱中症で倒れたのでヘルプに来てほしいと連絡を受けて急きょヘルプとして業務にあたりました。

 

わが施設は、比較的新しい施設のため居室はユニット形式です。以前はユニットから1名ずつ人員を交代で出して入浴業務を回していたのですが、現在は人員不足のため、入浴専門の派遣スタッフが中心となって回しているため、ユニット担当者は入浴を担当することはほぼありません。そのため、機械浴を扱える職員の数が最近限られてきているように思えます。

入浴は主に、個浴と一般浴と機械浴の3つに分かれています。個浴は、一般家庭のお風呂のような設備で、一人ずつお風呂に入ってもらえます。各フロアに3つずつ個浴があり、全体で9室あるのですが、現在利用している利用者がほんのわずかのため、1室のみ利用しています。一般浴は温泉情緒あふれた浴室で主にデイサービスを利用される方が入られます。機械浴は、車いすの利用者で座ったまま入れる座浴と、寝たきりのまま入れる寝浴が2台ずつ合計4台あり、入所利用者が週2.3回入れるように予定を組んでいます。

 

今回の入浴業務で、初めてお会いする座浴の利用者さんとは、会話によるコミュニケーションが取れるため希望をききつつも職員に確認しながら入浴してもらえるのですが、初めてお会いする寝浴の利用者さんとは、会話ができない方も多く、また医療処置を必要としている方もいらっしゃり緊張しました。

施設のバックグラウンドが医療系列のため、利用者は医療を必要とする大半を占めています。入浴時に気を付けることがいろいろとあるので確認を怠れません。以前お会いしたことのある利用者さんでも、しばらく会っていないと(こんなに変わられたのか)と思ってしまうほど状況が変わっていて、どう接していいのかわかりませんでした。入浴の時間帯には看護スタッフが常駐しているので、褥瘡の処置や、持病のための入浴の仕方、新しくできたであろうあざの対応など的確な指示が飛び交い、入浴専門のスタッフとともに早々と仕事を進めていきました。

 

本当に情けないことに、個浴や一般浴と違い機械浴は工場のライン作業のようです。元気な時はお風呂が楽しみだった利用者さんも、こんな流れ作業のような機械浴では味気ないことでしょう。しかし、こういった機械を使わなければ入浴することが困難なことにも違いありません。もう私の感覚も慣れきり、まためったにしない入浴業務だったため、問題に思うこともあまりなかったのですが、こうやってブログに書き起こすと、何とかしたいなーという気持ちが芽生えるものですね。ほかの施設はどうやって入浴しているのでしょうか。今度調べてみたいなと思います。