ショートステイの利用者は満員御礼。忙しいときに思うこと

今日は遅番です。家に久しぶりに会う親戚が墓参りに来る中、私は仕事です。お盆中は女性陣の家仕事も忙しく、小さい子供がいる人からご年配の職員までできるだけ休みがほしいとの申請があります。主任が人員配置の担当をしているのですが、なかなかみんなの希望を聞くことも難しく頭を抱えていました。

 いつもより職員の数が少なくても、ショートステイの利用者は満員御礼。定員の20名すべて埋まっています。幸い新規利用者はおらず顔なじみの人ばかりなので、利用者の状況を把握することができるので助かります。あとはいかに効率よく動いていくかが勝負です。

あまりにもバタバタしているからでしょうか。時折、特定の利用者さんが手伝いを申し出てくれるので任せても大丈夫な範囲でお願いができると助かります。

 備品の確保や、掃除などの雑用をしているといつも思うことがあります。リビングで利用者さんが休んでいる中、私一人がバタバタ動いてみんな休まるのかなーと。たとえば家の中で、夫や子供がリビングで休んでいるときにトイレ掃除やキッチン仕事、がんがん掃除機の音が聞こえたりしたら、やっぱり気になりますよね。でも施設では、どうしても利用者の日常の中に、職員の仕事の時間が入り込んでしまいます。たとえば、それは些細な会話にも表れている気がしています。よく職員同士が顔を合わせると「おつかれさまです」と声をかける光景を見るのですが、それを利用者の前であいさつの代わりのように堂々と言うのは利用者目線から考えるとどうかと思うのです。そこは普通に「こんにちは」などのあいさつでよいのではと。考えすぎなのでしょうか。私はどうしても、利用者の前でお疲れ様ですというと、あなたの面倒は疲れるわと言っているように感じとってしまうのです。

 尊敬する先輩職員に、「フロアの雰囲気は職員が作り出す」とか「利用者には愛想よくしつつも舐められないように」などのアドバイスを受けます。カリカリ怒って仕事をしたり、いやな雰囲気を出したりしていると、特に認知症の利用者が落ち着きません。また利用者さんに舐められるとパシリ状態になり余計な仕事が増え、全体を把握しづらくなります。特に忙しい時は、そんなことを頭の隅におきつつ、仕事に取り組んでいます。